人手不足の建設業界に“カッコイイ”制服改革で、チームワークもUP!

株式会社アイズ総合(富山県富山市)

富山市で駐車場ライン工事や路面標示・道路標識などの交通安全施設工事を手掛ける株式会社アイズ総合(以下、敬称略)では、2021年の経営者交替を機に、企業ブランドイメージの刷新を図るさまざまな取り組みを始めています。

働きやすさに必要な機能性と快適性も両立

中でも注目を集めているのが、従来の作業服のイメージを一新する新たなユニホーム。

紺地に白の線が入ったヒッコリー・ストライプと呼ばれるデニム風素材でありながら、伸縮性や撥水性などの機能面や快適性にも優れるという上下揃いのスタイルは、一見するとライダースーツのようにも映るスポーティさが目を惹きます。

背面には、これまた社長と従業員みんなで考えた新しい企業ロゴが大きくプリントされ、現場スタッフのみならず経営幹部や事務方まで全員揃って新ユニホームに身を包んだ様は、強い結束力を感じさせます。

新しいユニフォームを身につけた同社従業員の皆さん

従業員のチームワークが路上の動く企業PRに

特に、道路上でチーム作業を行うことが多い業態のため、かっこいいユニホームでテキパキと工事を仕上げるスペシャリスト集団の姿は、通行中のドライバーや歩行者などの目に留まる機会も多いに違いありません。

「見られる効果」によって、従業員側にも注目に応えようという自主的な意識が高まり、ますますチームワークUPや施工品質向上へのモチベーションになると考えられます。

そうした従業員の働く姿がそのまま路上の動く広告塔となって、さらに企業ブランドを高めていくという持続的なPR効果が期待されるわけです。

若い人にも共感される建設業界へ

代表取締役の森直生社長は、「当社で働くことが、カッコいいと思われる会社にしていきたいんです」と話します。

その背景には、慢性的な人手不足にある建設業のイメージを一新し、若い人たちにも共感してもらえるような業界の未来のため、変革を起こしたいという強い思いがあるようです。

森社長(写真向かって右)と宇津呂総務課長(同左)

要注目の「BASE PROJECT」が始動!

そのほかにも、まだまだ従来の枠を超えたアイデアを構想中という森社長。一連の改革計画を「BASE PROJECT(ベース・プロジェクト)」と命名し、これから具体的に実行に移していくと言いますから、目が離せません。

こうした取り組みを、当研究所も人事労務面から支援していく予定ですので、今後も要注目の同社のSDGsな挑戦を、引き続き情報更新してまいります。

株式会社アイズ総合
https://eyes-s.co.jp/

【SDGsへの貢献性】

Goal11

〈ターゲットNo.11-3〉
2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
〈ターゲットNo.11-7〉
2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。

Goal8

〈ターゲットNo.8-3〉
働きがいのある人間らしい仕事を増やしたり、会社を始めたり、新しいことを始めたりすることを助ける政策をすすめる。特に、中小規模の会社の設立や成長を応援する。

Goal17

ターゲットNo.17-17〉
さまざまなパートナーシップの経験などをもとにして、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップをすすめる。

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